卒業生
西中です。
今年の3月に卒業した生徒にブログを書いてほしいとお願いして、書いてもらったとても素敵な文章をご紹介します。
つばさの生徒たちの様子が伝わると思います。
『こんにちは!
私は、高校1年生の冬に全日制の高校からつばさ高等学院に転校し、今年の3月までつばさに在籍していました。
4月からは大学で心理学を学んでいるのですが、一日一日がとても濃く、大学生になってから半年ぐらい経った気がしています。大学はつばさと違い大勢の人がいるので、毎回知らない人と授業を受けたり、100対1の授業があったり、髪型がホストみたいな人もいれば授業中にナンパしている人もいたり…色々と戸惑うことが多いです。中学や高校、つばさとも違った新しい環境の中で自分のやり方を模索中ですが、焦らずマイペースに大学生活を楽しみたいなと思っています。
近況報告はここら辺にしておいて少しつばさの話をしたいと思います。
今のところ毎日大学に通っている私ですが、つばさに入学したときは全然学校に行っていませんでした。つばさに行くのはだいたい月に4回程度で、登校しなければいけない曜日も無断欠席をしていたので、先生からほぼ毎日電話が掛かってきていました。今では、「愛読書が英語の参考書でガリ勉」と一部の人に思われていますが、当時は勉強する以前に遅刻常習犯でまあまあのレアキャラでした。(遅刻は割と今も常習犯です笑)
そんな私がつばさに定期的に通うようになったのは高校3年生になってからでした。受験生だったのもありますが、その頃からつばさにいることが楽しくなりました。ある先生は、私が唐突に趣味の話をしだしたり重い悩み事を話したりしても、いつも丁寧に話を聞いてくださいました。私にとってはそんな小さなことがとても嬉しくて、「先生と話したいから学校行くか-」と思ったことが定期的に通うようになったきっかけの1つでした。
また、つばさはスクールの子も高等学院の子もごちゃ混ぜなので、学年の垣根を越えて一緒に遊んだり話したりすることも新鮮で楽しかったです。私もそうでしたが、最初はあまり学校に来なかったり打ち解けられなかったりした子が、徐々に自分の趣味や好きなアーティストの話などをしてくれることがとても嬉しかったです。みんなそれぞれ私の知らない世界や私にはない価値観を持っていて、「あーなるほど」と考えさせられることも多く、学年関係なくいつも刺激を受けていました。そのおかげで、視野が広がって色々な視点から物事を考えられるようになった気がします。
つばさは、正直最初はしっくりくる場所ではなかったけれど、今は大学に行って疲れたなーと思うと一番に思い浮かべる場所です。そのぐらい素の自分で落ち着ける場所で、優しく温かい空気が流れていて、家より安心します。
これからも、ときどきおしゃべりをしに行ったり自習をしに行ったりするのでよろしくお願いします^^』