弦巻先生産休に
つばさ事務局長の弦巻先生が12月から産休に入られました。
1月に、元気な赤ちゃんが産まれるのが楽しみです。
お腹の中でも、もう活発に動いているそうです。
いつも笑顔で細やかに生徒たちに寄り添っている弦巻先生の存在は、とても大きいです。
他の先生たちや、新しくつばさスタッフとなられた3人の先生たちと共に、生徒たちがこれまでどおり安心して過ごせるように、先生の留守を守っていきたいと思います。
11月最後の出勤日に合わせて、つばさの高校生のSさんが弦巻先生へのメッセージ・カードを素敵なアルバムにして届けに来てくれました。
彼女は、弦巻先生への感謝の気持ちやお祝いの気持ち、みんなで届けたいと、弦巻先生には内緒にしながら自発的に動き出しました。
つばさの先生や生徒だけでなく、生徒の保護者にも呼びかけ、たくさんのメッセージが集まりました。
私も、弦巻先生への思いを届けられていい機会をいただけたし、また彼女が自分から動き出して、形にしてくれたことが何よりも嬉しかったです。
言い出しっぺになって、みんなを巻き込み、最後までやり遂げることは、どんなことでも、少なからず苦労が伴うものです。
彼女の思いは、弦巻先生にしっかり届いたことでしょう。
9月の教育・不登校プレ・フォーラムでの飛鳥井先生の講演で、不登校の子どもたちがどのように動き出していくのか、4つの局面があるというお話がありました。
最初は暗く、目も合わせられない子どもであっても、居場所があると、外出したり、人と話せるようになり、最後には周りを巻き込む活動までできるようになる・・
Sさんは、そんな最終局面を見せてくれました。
また、そんな彼女の姿を見て、自分も卒業する先輩のために、何かしたい、それも誰かの真似ではなく、そんな思いを持ってくれている生徒もいます。
「子どもは、自ら動き出す力を内在している」
そんな信念を持って、生徒たちに関わることが大切と、いつも思います。
西中先生のブログにもありますが、先月、近隣の学校の先生方や親の会世話役の方、そしてつばさスタッフが集まっての勉強会がおあしすで行われました。
そこでも、先生たちがどのように不登校の生徒たちと関わるかが話題になりました。
その中で、2人のお話が、とくに印象に残りました。
ひとつめは、支援学級を担当されている先生のお話。「支援学級に来た不登校の生徒にとっては、通常学級に戻るのは、絶壁に登るようなもの。その壁をいかに登りやすく環境を整えるかが自分の仕事」といった趣旨のお話をされていました。
もうひとつは、親の会世話役の方のお話。ある先生が、不登校の生徒にみんなでお手紙を書こうと呼びかけて、お手紙をみんなが書いたが、それは生徒の心に響かなかった。でも、別のある先生が毎日出席をとる時に「○○ちゃん、どうしてるかな・・」とつぶやく声に生徒が反応し、何人ものお友達がその生徒さんのおうちによく遊びに来てくれたそうです。
大人のできることは何か? 大人の役割は何なのか?
自分にも問いかける機会となりました。
飛鳥井先生の講演にもありましたが、子どもたちは必ずしも右肩上がりに進んでいくわけではなく、行きつ戻りつ螺旋状に進んでいくものです。
時には時間が必要であり、待つゆとりも大切でしょう。
子どもたちが、今どんな状態なのか、観察したり、内側で動き出す力を感じるのも、大人にとって、重要なのかもしれません(田村)
Yes! Finally something about xuong khop.