特別講演会がありました!
先週の土曜日はつばさ高等学院特別講演会がありました。
講演講師に本藤知宏(ほんどうともひろ)氏をお招きし、「児童虐待はなぜ起こるのか~学校と家庭で今起こっていること~」をテーマにお話いただきました。
本藤氏は27年間教員として勤務後、現在は児童相談所に勤務をしていらっしゃる方で、教育コーチングの準上級コーチとしても活動されています。
講演では児童相談所のしくみや仕事内容、虐待の種類、虐待が起こる原因、子どもの自立を願う親の心、教育コーチングを使った支援の形などについて伺いました。
「虐待」には夫婦が激しく言い争う様子や暴力を振るっているところを子供に見せること、も含まれるのだそうです。決して遠い世界の話ではありません。
そして、虐待をしてしまう親も子供の自立を願っているが故であるということが多いのだそうです。
自立は教育コーチングの最終的な目標です。ナカジュクの教育目標でもあります。子どもの自立を支援する有効な手段は暴力でなくコーチングだと本藤氏。
最後に、参加者から質問がありました。
「将来、自分や自分の奥さんが虐待をしてしまう可能性もあると思う。そうならないために気を付けることは何ですか?」
と不安げな若い男性参加者へ、
「虐待を起こさないために何をするか?ではなく、家庭が楽しくなるためにはどうしたら良いか?を考えると良い」
と明るい笑顔の本藤氏。
なるほど、確かに両親が家で明るく笑っている家庭であればこの心配はなくなりそうです。
未来の明るい希望を見せながらお話をされる本藤氏にすっかり魅了された講演会となりました。
講演会後も質問や雑談がつきません。参加者の素敵な笑顔がたくさん。
本藤様、貴重なお話ありがとうございました!
今回参加した下さった皆様も誠にありがとうございました。
次回の講演会は10月1日(土)です。
キャリアデザインをテーマに就職活動にも役立つ内容を予定していますので、
高校生や大学生にもおすすめです。
ぜひご参加ください。
弦巻思織