英語 名言にふれてみよう

こんにちは。つばさ高等学院で英会話を担当している布施です。今日は、簡単な英語の名言についてお話したいと思います。名言って、もちろん日本語でもとってもいいものですね。それでは、今日もさっそく英文で一緒に見ていきましょう。

 

It is thinking that makes what we read ours. (John Locke)

 

短い文章ですね。たった9つの単語が並んでいます。サッと意味がとれますか。文章のチェックポイントは4つあります。最初に It is – that…. の強調構文であることに気がつけるかどうかです。次に、is thinkingのthinkingが進行形の『現在分詞』ではなく、名詞化した『動名詞』であることに気がつけるかがポイントとなります。これに気がつけば訳出は簡単ですね。一般的な意味の「思考」もしくは「考えること」になります。3つ目のポイントは他動詞のmakeです。ここでのmakeはmake O Cの形であることに気がつきましたか。すると、makeの目的語はwhat we readという『名詞節』であり、whatが「…….するところのこと(もの)」の意になりますね。これは先行詞を含む『関係代名詞』になりますね。最後のチェックポイントはoursです。これは『所有代名詞』で「われわれのもの」という意になります。もちろん、weの『所有格』ourと区別しなければなりませんね。

 

ここまで分かれば、もう和訳できますね。

 

【強調構文の典型的な和訳】

1.我々が読むものを我々の身につけさせるのは思考である。

2.思索こそが読んだことを自分のものにさせる。

 

【構文にこだわらない和訳】

1.良く考えながら読んでこそ読書は自分の身につく。

2.思考しなければ読書をしても何も身につかない。

 

Lockeの原文ではthatが省かれた形になっています。これに先行する文章は: Reading furnishes the mind only with materials of knowledge.(読書は精神に知識の素材を提供するのみである。)です。今日は英語の名言にふれてみようというお話でした。

 

つばさ高等学院事務局長 布施茂太 

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