子どもが学校に行けなくなると、
・勉強など周りに遅れてしまわないか
・学校に戻っても周りについていけなくなってしまわないか
・進学など将来大丈夫か
・友達やコミュニケーションは大丈夫か
など、心配でなりません。
子どものために勉強をさせようと頑張ったり、
学校や塾にいかせようとしたり、親は努力します。
しかし、子どもには自分が今いる段階があります。
その段階に合わせて必要な関りをしていくことが大切です。
簡単に分かるよう3つのステップに分けました。
子どもがどの段階にいるかを確認しながら進んでいけたらと思います。
<具体例>
3つのステップで進んでいった 生徒A君 の変化と成長
ステップ① 安心な場所と感じられること
学校に行けなくなる理由に
大人が信じられない、人が信じられない
人が怖い、会いたくない、関わりたくない
学校が合わない、居場所がない、安心できない
などが多くあります。
ですので、まずは子どもが安心な場所と感じられないことには始まりません。
スタッフ(先生)は一人に寄り添って、気持ちや想いを受け止めます。話をしっかり聴くことが一番大切なことです。
また、無理に勉強をさせようとしません。まずは好きなこと、やりたいことから始めることで、本人が楽しいと思えることが大切です。
そうすることで、大人や人への不信感が和らぎ、安心できる居場所となり、次のステップへ進むことが出来ます。
ステップ② やりたいことが見つかる
安心した居場所が手に入っても、自分が何をしたらいいのか分からない、何がやりたいのかわからない、という生徒がたくさんいます。
子どもにとって「ヒマ」ということは何よりの苦痛だったりします。
これは不登校であるないに関わらずたくさんの子どもがそうだと思います。
この状態が続くと、学校がつまらなく感じてしまいます。
やりたいことが分からなくても、やることがあるということは生徒にとっては大切なことなのです。
見つかるまでは、生徒が楽しく取り組めることや、価値を感じられることを探して一緒に取り組んでいきます。
また、生徒の中には勉強が分からなくて、苦手だからやりたくない、つまらないからやりたくないという子も多くいます。そういう生徒には分からないところが分かるように、苦手が苦手でなくなるように、楽しいと思えるように勉強を教えていきます。その子の能力とペースに合わせて教えていくことが大切です。
また、生徒のやりたいことが見つかるように
特別な授業
課外授業
様々な人に触れる授業
を設けています。
実際にこういった授業でやりたいことが見つかった生徒も少なくありません。
ステップ③ 目標(学習)に向かって取り組む
子どもはやりたいことや目標が見つかると、驚くような力や集中力を発揮します。
この段階にくると、大人は見守ることの方が大切になってきます。
生徒が自分で進もうとする力を信じて、生徒が必要とするサポートをしてあげるだけでどんどん進んでいきます。
学習においては経営母体が塾なので、十分な学習サポートが可能です。
その他の設備的なものは大きな学校に比べると十分でないかもしれませんが、スタッフ(先生)がコーチングを使えますので、生徒の力をさらに引き出して伸ばしていくことができます。
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